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青年部

2022.06.21

青年部が第3回出前授業を開催
蔵前工業高校設備工業科で排水設備の基礎知識講座と座談会

6月3日㈮、都立蔵前工業高等学校にて東青協並びに前澤化成工業(株)担当者1名で、第3回目となる「次世代の業界担い手確保」を目的にした出前授業を行った。設備工業科3年生35名を対象に、5限目・6限目の枠で実施し、当日は東青協役員の他、協議会員2名、宮坂総務部会長、原総務課長、学校関係者数名が参加した。
 第3回目の出前授業だが、2020年から蔓延した新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3度の延期を余儀なくされ、今回、学校側と青年部にとっては待望の授業となった。
 授業は、生徒を2つのグループに分け、「排水設備基礎知識講座(前澤化成工業(株)担当)」と「座談会(東青協担当)」を1時間毎交互に実施した。
 前澤化成工業(株)が担当した「排水設備基礎知識講座」では、普段の授業で習った知識や排水設備の施工上での注意点などを、実験動画を用いイメージ化して解説した。さらに、東青協役員3名が実際の現場事例を交えた解説を加え、より印象に残る工夫を行った。
東青協が担当した「座談会」では、まず「現場施行」「施工管理」「メンテナンス」の3つの仕事について東青協担当者から説明を行った。その後生徒達と机を囲み、普段授業では聞けない設備業の実態などの質問ができる座談会を行った。
事前に伺った先生の話では、高校3年生の6月は、進路選択がほぼ固まる時期であり、今回の生徒の1/3は進学を希望しているとのことだった。昨今少子化も手伝い、安易に大学進学を選択する生徒もいるが、建設設備系を目指すのであれば、なるべく若い年齢で社会に出て経験を積む方が将来的に優位な職種も有ると先生方は考えており、進学か就職かを改めて考える機会になればと話していた。
座談会での生徒の質問は、仕事のやりがいや失敗談について、資格取得、また出会いや将来についてなど、仕事に就く上での漠然とした不安に関する質問が多かった。
座談会後の感想としては①資格を取るだけではなく社会ではコミュケーションが重要②進学して経営を学ぶのではなく、会社に入って実務を通じて経営を学ぶという選択も良いと感じた③実際に働いている人の話しが聞ける大変貴重な機会だった。将来の判断材料になった。等と述べており、今回も有意義な授業が行えた。
 後日先生から届いたコメントでは、「座談会後に行った三者面談は『企業の方から言われた通り・・・』『アドバイスを頂いた』等々を生徒が口にしていた」とあり、東青協の言葉がしっかり届いていることを実感した。
 引き続き、意義深い本事業を継続していく。

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