東管協組について

青年部

2023.02.17

青年部が第4回出前授業を開催
蔵前工業高校設備工業科で継手の特別授業と座談会

 2月16日㈭、都立蔵前工業高等学校にて東青協並びに(株)オンダ製作所担当者2名で、第4回目となる「次世代の業界担い手確保」を目的にした出前授業を行った。設備工業科2年生20名(内女性3名)を対象とし、4限、5限、6限の3時間枠で実施した。当日は東青協役員の他、協議会員2名、五十嵐副理事長、原総務課長、学校関係者数名が参加した。
 午前11時55分から開始した4限では、(株)オンダ製作所による「継手について」の特別授業を行った。まずは給湯器や洗面台の下など生活圏にある継手の写真を見せながら、配管資材の一つでさえ水を流す上で重要な役割を担っていることを説明した。その後、電気融着式継手とワンタッチ式継手の違いを施工体験を通じて説明し、さらにワンタッチ式継手については外径シール継手と内径シール継手の違いを、流量デモ機を使い、実際の水の流れの違いを見せて体感してもらった。
 次に、お昼休憩を挟み13:20から5限と6限の2時間を使い東青協と生徒による座談会を行った。まず「現場施行」「施工管理」「メンテナンス」の3つの仕事について東青協担当者から説明を行った。その後4つのグループに分け生徒達と机を囲み、普段授業では聞けない設備業の実態などの質問ができる座談会を行った。
 座談会での生徒の質問は、仕事のやりがいや失敗談について、資格取得、また出会いや将来についてなど、就活する上での心得など、社会に出る前の漠然とした不安や期待に関する質問が多かった。
 ただ、今回の座談会で感じた変化として、大きい会社と小さい会社の違いに関する質問が目立ったことが挙げられる。昨今の社会変化の影響からか、必ずしも大企業が幸せとは限らないという価値観が生まれ、就職先として規模の大きさが基準とならない傾向に進んでいると感じた。
座談会終了後、生徒からは「大きい会社と小さい会社の固定観念が有ったが、勘違いだったと気付けた。進路決定する上でとても実り有る時間だった」「大企業、小企業のメリット・デメリットを知れて、大変貴重だった」「これまで社歴の浅い先輩からしか話が聞けなかったが、皆さんのような10年以上施工管理の仕事をされている人の生の話を聞けて、とても参考になった」などの感想を頂いた。
小規模企業の魅力に関心が高まっている点では、組合員にとってはチャンスとなる。各社が自社の強みを明確にし、共感を与えられれば、人材不足の課題を解消できる未来を感じさせる機会となった。

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