東管協組について

青年部

2024.02.19

青年部が第5回出前授業を開催
蔵前工科高校設備工業科でセンサー水栓の特別授業と座談会

2月16日㈮、都立蔵前工科高等学校にて東青協並びに(株)ミナミサワ担当者3名で、第5回目となる「次世代の業界担い手確保」を目的にした出前授業を行った。今回、設備工業科1年生28名、2年生27名(内女性2名)を対象に、4限、5限、6限の3時間枠で実施した。当日は東青協役員の他、協議会員4名、近藤総務部会長、原総務課長が参加した他、報道から日本設備工業新聞、管機産業新聞が取材に訪れた。
 午前11時40分から開始した4限では、1年生、2年生それぞれで授業を行った。
より若い時期から業界の知識や体験談を伝えて欲しいと学校側の希望を受け、今回初めて1年生に対しても座談会を行った。自分達が学んでいる設備を仕事とする人と直接対話が出来たことは、将来の担い手として多少なりとも影響を与えられたと思う。いつもながら、打ち解けてきたタイミングで授業終了となり、まだ話し足りないという声が多く聞こえた。
一方同時刻で、2年生に対して(株)ミナミサワによる「センサー水栓について」の特別授業が行われた。
特別授業ではまず、自動水栓の歴史とメリット・デメリットを学び、その後、センサー水栓の仕組みをスライドと実機の分解作業を通して、構造の理解を深めた。
次に、お昼休憩を挟み午後1時10からの5限では、2年生のみを対象にした授業となり、4限で構造を理解したセンサー水栓を、学校の水栓に自ら取り付ける実地作業を行ってもらった。このような体験的な学習は、深く記憶にも残り、さらに実機が学校にも残り、取り付け作業を行った生徒は、他では味わえない充実感を得る事ができたと思う。
取付作業後は教室に戻り、6限から座談会を行った。「現場施行」「施工管理」「メンテナンス」の3つの仕事について東青協担当者から説明を行い、その後4つのグループに分け生徒達と机を囲み、普段授業では聞けない設備業の実態などの質問ができる座談会を行った。
生徒からの質問は、資格の必要性や、何故設備業を仕事に選んだか、仕事を続けるモチベーションは何かといった、仕事へのやりがいに関する質問が寄せられた。また、社会人にとって大切なことや、コミュニケーションを上達させるにはどうしたら良いか、といった社会に出る前の不安や疑問も多く質問された。
座談会終了後は、「資格も含め、一つ一つのことに挑んでみることが大事だと学んだ」「学校の先生からいつも言われている挨拶と時間を守ることは、社会でも大切だと改めて分かった」といった感想が述べられた。
5回目を数える東青協の特別授業。我々の業界に踏み込もうとする若者の人間形成に影響を与えることができ、将来の業界イメージ改善にも期待したい。

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