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東管協組平成30年年詞交歓会が1月11日（金）午後5時30分から、港区白金台の「八芳園」にて開催された。組合員をはじめ500名余りの多くの出席者が会場を埋め尽くした。

佐藤理事長は「本年は、昨年度から続けている加入促進プロジェクトにおける組織強化の具体的な成果、最終年度を迎える東京水道あんしん診断業務の円滑な推進、組合員実態調査の3点を重点課題にしたい」と抱負を述べた。

年詞交歓会は宮城専務理事の司会により開会。福田副理事長の開会の辞に続き、佐藤理事長は「昨年の当組合の主な活動を振り返ると、組合員並びに関係各方面の皆様のご協力により充実した1年であった。

第一に、未加入指定事業者の加入促進との取り組み。役員、支部長、青年部長協議会の代表が一体となったオール東管体制のプロジェクトチームでアクションプログラムの策定や基本データの収集、広報戦略検討等々の基礎作業を行った。既に成果も出始めている。第二に、青年部長協議会創立30周年記念。中小企業の廃業が深刻な社会・経済問題化している昨今、襷をつなぐネットワーク、相互研鑽の場として、さらに逞しく育ってほしい組織である。第三は第50回管工機材・設備総合展。記念の節目に相応しく、小間数、参観者数とも前回を上回る規模で開催することができた。関係各方面の皆様のご協力に改めて深く感謝申し上げる。第四は東京しごと財団から業務受託した採用力スパイラルアップ事業。事業参加企業のコンサルやセミナー展開等を通じ、働き方改革、女性の活躍推進等の施策と取り組んでいく。

迎えた本年の重点課題は次の3点としたい。

第一に、永遠の課題である組織強化。前年度におけるプロジェクトチームの基礎作業等を具体的成果につなげて参る。組合ホームページのリニューアルもその重要な一環である。第二に、最終年度を迎える東京水道あんしん診断の円滑な推進。併せて、新たな共同受注事業の模索にも努める。第三に、5年ぶりとなる組合員実態調査。組合の中期事業計画の基礎資料とする。

今年は4月で平成が終わり、新たな時代が幕を開ける。役職員一同、気持ちを新たに成果実現に努める所存であるので、関係各方面の皆様の旧に倍するご支援、ご協力を切にお願い申し上げる。」と抱負を述べた。

続いて高木啓名誉顧問（衆議院議員）が「水道法改正について、全国的に見れば人口減少によって水道事業の持続性という点で岐路に立っている。可能性を広げるという意味合いでの法改正であることにご理解願いたい。これからも事業継承や官公需適格組合の法的担保等に国レベルで努力していく」と挨拶を述べた。

次に組合都議顧問の紹介の後、自民党上・下水道事業政策研究会会長の宇田川聡史都議が「東京都水道局は昨年秋、工業用水の廃止を決定した。4月より切替工事や配管工事等が増加すると見込んでいる。しかし、工事の地域が偏っていること、4年という限られた期間の中で工事を完成させること、他の工事も滞らせないこと等問題点がいくつかある。業界に混乱が生じないよう既に組合役員の方々とは相談しているが、各地域の声を我々に届けていただきたい。皆様の商売に繋がるよう努力していくので、これからもよろしくお願いしたい」と挨拶を述べた。

引き続き来賓挨拶で中嶋水道局長は「昨年は各地で甚大な災害が発生した。当局としてはこれまで進めていた配水管の耐震継手化、応急給水体制の充実等についてこれまで以上に防災対策を強化していく。また、『東京水道あんしん診断業務』は4年度目を迎えた。引き続き、貴組合の皆様のお力添えをお願いしたい。指定給水装置工事事業者制度や水道法が改正された。こうした社会事情も踏まえて今後一層のご協力をお願いする」と協力を要請。また、小山下水道局長は「貴組合には毎年局との防災訓練にも参加していただいている他、排水なんでも相談所の取組みには、多くの組合員の方にご協力いただき、感謝申し上げる。引き続き実効性のある復旧体制を築き、都民の皆様に安心して下水道を使っていただけるサービスを堅持していきたい。貴組合とパートナーシップをより強化していきながら下水道サービスのさらなる向上に努めていく」と挨拶した。

さらに向山機材商組合理事長が「今年は当組合が第51回管工機材・設備総合展の主催当番となる。集客に全力を挙げていくので、貴組合の多大なるご協力をお願いしたい」と挨拶した。

その後、宮崎副理事長の乾杯で祝宴に入り、支部毎にセッティングされたテーブルで歓談の輪が広がった。
会は岡部支部長協議会会長の中締め、石井副理事長の閉会の挨拶で午後7時20分頃に終了した。
会場内では恒例行事となった、東青協による盲導犬育成団体（公財）アイメイト協会への募金活動も実施された。